猫と散歩って不思議
キャーかわいい猫！ではありません。
予め断っておきます。
我が家には３匹の猫がいて
先にいた猫名前はトロは、
後からきた猫を嫌って外飼いになりました。
トロは変な猫で撫でられても嫌がるだけだし、（単に嫌なのか）
呼んでもピクリとも反応はしないのですが、
どこからともなく現れて、散歩についてくるのです。
私の一歩前を先導するように歩くのです。
（決して後ろではなく私が違う方に行く素振りを見せると修正します）
それは不思議な感覚です。
また、道路で転がってみせる不思議な芸も披露するのですが、
全然かわいくないし、
お前ひとりで何やっているのって顔を私はします。
少し白けた空気が流れるのがお約束です。
（人間でいえば高齢なおばあさんです）
不思議な芸も散歩も気まぐれの特例で、
空腹時以外は寄り付きもしません。
まぁ猫らしいちゃぁ猫らしい。
餌は家猫にはあげないのですが、トロにはあげるようにしていて、
いつも餌を急いでがっつくので、
（皿に餌を盛る途中で顔を突っ込むからやりにくい）
「ったく。他に誰もとりゃぁしないよ」と声をかけていました。
ところが先日、がっつく理由が分かりました。
いつものように餌をやり家を出かけた後、
忘れものに気づいて家に戻ってみると、
あろうことか我が家の玄関先で、
別の猫が食べていました。
トロは小さい部類ですが、きゃつは丸々太ってでかかったです。
ふてぶてしい態度で直ぐには逃げようとせず、
平然と食っていまして、
「あのーもしもしそれトロの餌なんだけどさぁ」
普通逃げません？近寄ったら？声掛けたら。
どうやらどこかの飼い猫です。
「コラァ！」と脅すまで逃げませんでした。
トロはいつも痩せているのによく食うなぁと思っていましたが、
こいつのせいで食えなかったのでしょう。
トロとの対格差は２倍でしょう。
トロに勝ち目はなさそうです。
そういえば去年酷いけがをして病院に行き、
我が家の別室に１週間収容させたことがあります。
きゃつが下手人とは限りませんが、以後見つけ次第追いかけます。
指名手配写真はこちら（餌を諦めていない風）
なかなか目つきが悪くてそれっぽい。
家にはもう２匹いますが、そちらは美人なんですけどねぇ。
どうにも我儘娘のいたずら大好きで私は避けています。
うっかりなついでしまった時は大変でした。
睡眠の邪魔はするし、部屋の中がとんでもないことになってしまいました。
障子は引き裂かれ、本はでんぐり返り、押し入れまで荒らされました。
引き戸を平然と開くスキルを持っているのです。
一度、どやしつけて以後嫌われ役を喜んでかっています。
私はペットを飼う趣味は幼少のころで捨てています。
近所に神社があって昔しょちゅう犬猫が捨てられていました。
犬猫にしてみれば、
直近でガキの多い開放的な我が家に居つくのは必然でした。
（犬猫合わせて10匹は超えるでしょう）
犬猫以外にも飼ったことがあり、
カブトムシ、オオクワガタ、ノコギリクワガタは山遊びの結果で、
オタマジャクシは隣が田んぼなのにアホですよね。
一番迷惑だったのが、元妻の飼っていたインコ。
悪口言うんでよ。なんでやねん。って思っていました。
インコは脱走が得意である日とうとう脱走して帰還せず、
まぁいいかと思っていたら、
数日後に親父がもっとでっかいインコを拾ってきて、
でっかすぎてわざわざ新しい檻を購入して飼っていたというオチがつきます。
（当時は我が家に犬がいた）
犬猫鳥は飼うことは誰でも大概できますが、
最後まできちんと面倒見ましょう。
それが嫌で私は否定的になってしまいました。
トロの最後はどうなんだろうなぁ。
外飼いネコは家に亡骸みせないことがあるから、
そういえばどこへ行ったってなるのかな？
それはそれで非常に切ないし、
私の散歩相手がいなくなるのが寂しいなぁ。
稀に猫と歩いている変なおっさんの独り言。
