イェライシャの結界

本や漫画、アニメの感想

創竜伝の続篇が出ない理由

物語の概略

竜童始、続、終、余の美形四兄弟プラス鳥羽茉理譲が主役

国民の敵、世界の敵、人類の敵とされながら、その圧倒的な破壊力で当たるを幸い悪を片っ端からやっつけます。力があまって建造物も破壊されまくってしまいます。

彼らの名前は祖父の冗談とも言われますが、冗談で済まないのが人間離れした超絶身体能力や人体科学の常識の範疇から外れていることです。最大のピンチには竜王に変身してしまいます。普通に戦ってはならない存在で、好戦的なことはなく(3男は好戦的)普通に暮らしていたいだけの存在でした。ただし家訓に恩は倍にして返せ、仇は10倍返しがあり、彼らにちょっかいを出すものはことごとく叩き潰されます。その能力に目をつけた日本のフィクサー船津老人に狙われ自衛隊とドンパチし軽くかたづけ、ついには世界を金融界から牛耳るまさしく牛種のフォーシスターズに狙われ、米軍とも戦う羽目になります。

撃破破壊した相手

創竜伝の続篇が出ない理由を考えてみた

  • 米軍を撃破した以上、人類に類する敵設定が困難ではないか?
  • 左派傾向になりすぎた?現在の日本で左傾化した本は売れない?

  • 日本の設定が民主党時を彷彿させ、金融フィクサーも笹川氏やジョージ・ソロスに被ってしまう。プレスコードに触れたかも?(都市伝説)

これまでに,

作中登場人物の中でも主役級を平然と亡き者にしてしまう氏は、皆殺しの田中という異名を持ちますが本作では被害者は出ていません。本作は前半部を漫画化とアニメ化もされており、期待したコンテンツでしたが、盛り上がりがいまいち欠けるようです。ただし、文庫版は文句なく面白く氏の作品にしてはスピード感もあり、空母リンカーンをワシントンDCに突き付けてしまったシーンは圧巻の一言です。これ読んだらトランプ大統領がブチ切れるかもです。

主な登場人物

  • 竜童始:長兄にして沈着剛毅。活字中毒者、博物館の虜。東青竜
  • 竜童続:次男、秀麗、頭脳明晰、毒舌家。長兄の軍師役。南海紅竜王
  • 竜童続:三男、大食魔人、腕白坊主、身体能力兄弟随一。西海白竜王
  • 竜童終:末っ子、おっとり型だが潜在能力は兄弟最強。北海黒竜
  • 鳥羽茉理:明るく勝気な嬢さん。始に淡い恋心。4兄弟の料理の大恩人
  • 竜童司:四兄弟の祖父。共和学園の創始者。中国に旅行し血筋の秘密に迫る
  • 船津忠巌:日本政財界のフィクサー。齢100にして竜種の秘密に迫り若返りを企む
  • 小早川奈津子スーパーサイヤ人級の怪女(人類)
  • フォー・シスターズ:マリガン、デュパン、ミューロン、ロックフォード4財団
  • ランバート・クラーク:フォーシスターズの当主。牛種の化身。

 

竜童兄弟の残る敵はAIか?物理的に敵対する設定は最早困難というのが結論。続編の期待値が非常に低く、ネットでも批判が上がっていますが、これまでの氏の功績を思えば致し方ないと寛容な気持ちで見ています。が、続編が出たら即食いつくのは言うまでもありません。

まてよ、今思いつきました。ゴジラがいる。でもそうなると最早怪獣決戦か。