脳の検査(人間モルモット精密検査中)
大酒のみが酒を止めて倒れることがある。その実体験です。
普通この正解にたどり着くことは少ないでしょう。
内科でも脳神経なんちゃらでも分かりませんでしたから。
昨年勤務中にラスト30分ってところで意識を失って倒れました。
作業中に目まいがして、
一度近くにいた暇そうな同僚にヘルプを求め一呼吸して、
気合を入れなおして復帰したんですが、
世界が回って気が付いたら救急車の中でした。
とりあえずの検査で何も異常がなくその日はすぐに帰りましたが、
力いっぱい周囲に迷惑をかけてしまい、
弟からは断じてあってはならないことは、
兄貴が一番知っているはずだと叱られました。
数日様子を見て何ともないので復職して3日目、
また終盤にめまいがして危ないな思っていたのですが、
仕草を先輩に見られまして、再検査命令が発令されました。
まぁ最初はてんかんが疑われますよね。
でもって脳波検査と脳のMRI検査。
脳波検査
この検査は二度と受けたくありません。
- 暗い部屋の中に連れていかれます。でも女性と二人だけだからって駄目ですよ。
- 20mmぐらいの電極パットを20個近く頭中に貼り付けられます。
- まず、目に光を当てたり消したりされます。延々15分ン以上
- 次に深呼吸や息を止めたり吐いたり。
- 最後ができませんでした。眠ってくださいって言われます。
- 目を閉じてずーと羊さんを数えたけど不眠症の頃の私に無理難題です。
- 諦めずに検査の女性の方は待っています。
- 動いてはいけません。横にならないと腰痛がきつい。冷や汗。
- ・・・・・・・・・まだかな?
- 向こうが折れました。延べ100分以上。
ちょうど腰痛MAX時だったのもいけなかったんでしょうが、
苦行以外何ものでもありませんでした。
結果は異状なしでした。
脳のMRI
救急車で運ばれた総合病院には専門医がいないとのことで、
日赤に紹介状を書いてもらいました。
この間当然ながら休職中。
非常にピンチな状態で心は焦るも、
原因が分からなければ復職できないのです。
MRI検査の過程は省きます。
CTとはかなり違いますね。
検査中のグルグル回る撮影機の音がうるさいのなんの。
TOSHIBA製の文字が目に焼き付いています。時間も長い。
結果は大きな異常はなし。
画像は凄くて血管だけ投影したりできます。
脳の血管に瘤もなく普通の脳みそでした。
結局どうして倒れたの?ってことで
医師が首をひねっていました。自信なさげな先生にも困りものです。
結局脳が原因ではなくて、
倒れた理由が判明するのは、
全く違う病気のアプローチから分かったのです。
酒飲みが酒を止めた時に起こる離脱症状と判明しました。
非常に恥ずかしい話で、
掲載するか迷いましたが開き直って書きました。
大酒飲みが断酒しても2週間は離脱期間があり、
私のような事例があるとのことです。
今はどうしてるかって?
そうりゃ以前のように飲めませんよ。
っていうか止めました。いつも素面です。
もう原因不明で人間モルモットになるのは懲り懲りです。